小児矯正について
インビザラインファーストは、乳歯から永久歯に生え変わる混合歯列期のお子様向けの矯正システムです。
顎の成長が盛んな6歳ごろ、主に小学校低学年から開始する1期治療で、マウスピース型カスタムメイド矯正装置を使用します。
6歳臼歯と前歯4本が生えてきたら、
インビザラインファーストをスタートします。
歯の生え変わりには個人差がありますが、
小学校低学年ぐらいが目安です。
永久歯が生え揃う前、6歳~11歳ごろの1期治療では、永久歯を並べるスペースを作りながら、歯並びを整えることが重要です。インビザラインファーストは、スペース作りと歯並びを整える過程が1度に行えます。
拡大床と呼ばれる装置で顎を広げ、
ワイヤーで歯並びを整えます。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置で、
スペースを作りながら歯並びを整えます。
薄くて透明なマウスピース型カスタムメイド矯正装置を使用するため、口元を気にせず、いつも通りの笑顔で過ごしていただけます。少しずつ歯を動かすため、痛みや違和感が生じにくいのもメリットです。
ワイヤー(金属)を使用しないので、転倒やボールがぶつかるなどのアクシデントがあってもお口の中を傷つけません。スポーツや楽器演奏も普段通り楽しめます。
食事や歯磨き時は、マウスピースを外して構いません。矯正装置に食べ物が挟まったり、くっついたりすることなく、磨き残しの心配もないので、虫歯のリスクを抑えられます。
インビザラインファーストの治療期間は、半年~1年半が目安です。顎の拡大と歯列を整える治療を同時に行えるため治療期間が短くなりやすく、2期治療が必要になる場合でも、1期で両顎がバランスよく発育しているため、治療期間の短縮が期待できます。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置で歯を動かすには、1日20時間以上という装着時間を守る必要があります。お子様自身が矯正治療に前向きに取り組めなければ、歯が動かなかったリ、治療期間が長引く可能性があります。
食事や歯磨き時にはマウスピースを外していただけますが、破損や紛失にはご注意ください。デジタルデータで保管しているため再作製はできますが、その間は治療が中断してしまいます。
親御様とお子様で相談して、ご自宅での保管場所を決めておくことをおすすめします。
インビザラインファーストは、6歳臼歯と前歯4本が生えてきたタイミングでスタートします。この時期を逃すと治療は難しいため、適応する時期が限られている点はデメリットと言えます。
こどもの矯正治療は、乳歯と永久歯の両方がある混合歯列期の1期治療、すべて永久歯に生え変わった後の2期治療に分かれています。
1期治療をインビザラインファーストで行ったとしても、他の小児矯正と同様、2期治療が必要になる可能性はあります。2期治療では、インビザラインなど大人と同じ矯正装置を使用できます。
こどもの矯正治療は、顎の成長をコントロールしながら、非抜歯で歯並びを整えられる可能性が高いのが最大の特長です。治療のタイミングを逃さないように、少しでもお子様の歯並びに疑問を感じたら、早めにご相談いただければと思います。
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